2009/08/04

カノジョをヨメと呼ぶことにした

なんだかとんでもなく忙しいのだ。

前にも書いた気がするが、
こう忙しくなると決まって
「自分の限界がどこまでかを
知るために
僕たちは生きているわけじゃない」
と、マイリトルラバーが
脳裏で歌いだす。

前にも書いた気がするが、
いっつもおしごと祭りが開催されるたび
これ以上の忙しさってあるだろうかと
自問しながら、目先の問題に
がつっと体当たりしてゆくのだが
(或いはひらひら逃げたり
うずくまって目をつぶったりしていますが)、
何の因果か、つねにお祭りは
開催されるごとにスケールアップするので
予断を許さないのである。

かれこれ2ヵ月以上、
フルの休日というものがないし。
先週なんか仕事先のソファで
3夜連続泊まり込み、てな
非人道的作業で
(自分の段取りが悪いんだけど)
ひさしぶりに、気を失いそうになった。
ちょっとぼーっとすると
勝手に脳が寝るんだよね。
マックユーザーならおなじみ
予期せぬシャットダウンというやつである。

不健康。

じゃあ毎日インドアでさぞ色白、
もやしっ子みたいに
やせ衰えるかというと
さにあらず。

体重はほぼ増減なしで
見事にキープ。
だって食べるしか楽しみないもの。
じゃがりことか買うもの。

しかも月に1週間は確実に外にいて、
シーズンがらアウトドア系の
現場が多かったから
両腕と顔はすっかり小麦色。
てゆうか麦茶色。

気がついたら梅雨がようやく明けたとか
ニュースが告げているが、
なんのことはない、もう8月だもの。
そら明けるよ、って時期である。


さて。

仕事の愚痴ばかりでは
つまらないので
ここに重大発表をしておきます。

結婚します。

続きを読む "カノジョをヨメと呼ぶことにした"

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006/11/23

私の机の上の消しゴム

それなりに起伏はあれど、
ポケットサイズの
ドライブゲームのような
平穏さの中で、
我が人生は続いている。

道を俯瞰で描いた
ビニールのロールが
ゼンマイあるいは
単三電池とモーターの力で
縦にスクロールし、その上を
リッツ・クラッカーくらいの大きさの
ハンドルにつながった
ちっぽけなプラスチックのクルマが
ふらふら蛇行しながら
なぞってゆくだけの
昔懐かしいドライブゲームである。

そこには明確なスコアも
タイム測定もなければ
派手なクラッシュも
鮮やかなドリフトもない。
どんなに荒くれた
運転をしたところで
クルマそのものが
ゲーム上のルートから
すっかり外れて
どこか未開の地を目指したり
することはない。

ま、そんな感じでしてな。
良くも悪くも。


まあでも将来の保証など
何もない暮らしを
しているわけだから
それなりに危機管理は
していかなければならぬと
思いつつも。

切羽詰まった感覚が
まるでないから
まったく困り者である。

危機感と云えば。

今ワタクシの机の上には
なぜか使いかけの消しゴムが
7つもあるのだ。

すべて何の変哲もない
MONOやAIR-INなどの
事務用の
白いプラスチック消しゴムである。

どうも、日頃から
消しゴムの欠乏に関して
並みならぬ危機感を
抱いているらしい。
仕事先の共用デスクなどで
持ち主不明の消しゴムを
発見すると、
かならずカバンやポケットに
滑り込ませて
持って帰ってきてしまうのである。

ある日思い立って、それらを
ひとつところに
集めてみたところ、
なんと7個もあったというわけだ。

まだカバンの中にも
ふたつは忍ばせてあるから
合計9個の消しゴムを
収集してきたことになる。

手書き文書を、
それもシャーペンや鉛筆で書く
機会そのものが
減ってきているから、
おそらくこの消しゴム群は
処分でもしないかぎり
とうぶんなくならないだろう。

貧乏性が後れ毛のように
思わぬところから
顔を出してしまっているのだ。

続きを読む "私の机の上の消しゴム"

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006/04/19

赤いはさみとクララベル号

ぬくい。陽射しがとても。

きょうはなんでも5月上旬並みの
陽気になったらしくて、
そう云われるのも納得のぬくさであった。
陽射しに力があった。
熱と光と、それはエネルギー、って
中学くらいに理科で習ったことであるが、
ああなるほどって
いまさらやっと実感した次第であった。

あんまりぬくいんで、
ワタクシは、きょう、
キタにある仕事先から
難波千日前の取材先まで
ママチャリ型短距離強行偵察機
ナンホック号で
行ってみようかなと思いたった。

その距離6kmくらいだって。
田舎ならへえぷうで
チャリの移動距離ではあるが、
しかし街中ではけっこう遠いんである。
本町も心斎橋も通り過ぎるし。

リンドバーグの冒険に
較ぶべくもない、ささいな挑戦である。

でも現実は、やはりへえぷうで、
30分くらいですいすい着いた。
原付型中距離爆撃機
アドレスV100沈思黙考号
トリコロールSPLだと
10~15分くらいであるから
なかなかあなどりがたい好タイムなのだ。

運動不足解消にもなり、しかも
交通費がタダ。
そんでもって、ほんわか暖かい
昼下がりの街並みを
ガニマタでふらふら走るひととき、
プライスレス。

思わずカノジョにメールするくらい
気持ちがほぐれた。

思えばきのうは
仕事が思いっきりこじれて、
あちこち謝って頭下げての修正で、
それが12時くらいになって、
もうそれはズンドコのどん底の
テンションであったのだ。

この気分の乱高下、
はたして
まともなオトナの情緒であるのか
いささか自分でも心配であるが、
しかしそのトランポリンのような
気持ちの凹みと弾みのあいだで
どうにかバランスをとっている
今日の自分であった。


無事、取材先での打ち合わせを終え、
我が旗艦であるところの
ひとり乗りロケットに帰りつき、
ナンホック号の鍵を
新しく買ったキーホルダーの
リングに通した。

このキーホルダー、ひじょうにいい。
新しく買ったものとしては
すんなり手になじみ、
自分の生活に
違和感なく溶け込んでくれた。


たかがキーホルダーであるが、
しかしワタクシ、毎日使うものを
買い換えるのは
ひじょうに精神的に覚悟を伴うのである。

続きを読む "赤いはさみとクララベル号"

| | コメント (7) | トラックバック (1)

2006/03/23

ビッグ・チェンジ

すんごいことになったのだ。


気がつけば春が
すぐそこまで来ていて、
うかうか生きてた自分の暮らしに
暖かい陽射しと、
ちくちくする焦燥感を
そっと枕もとに運んでくる毎日。

毒にも薬にもならないくせに
ムダにカロリーの高いこのブログ、
えらいこと長きにわたり
ほったらかしにしてしまいました。

そのあいだにいろいろと身辺上に、
毎日のカタチに
それほど眼に見えた影響を
及ぼすわけではないけれど
それでもおおきな心の上の変化が
起きたりして
とまどったり狼狽したり
もひとつ実感が湧かなかったり
ビール飲んだり
即興で歌ったりしていました。


ずいぶんな放置でしたな。それにしても。

もともとさほど多くの方に
閲覧していただいているわけでは
けしてないのですが、
励ましのお言葉を下さった
ごく一部の読者の方々に
この場を借りて感謝とお詫びの言葉を
ほぼ同時に申し上げたいと思います。

どうもありませんでした。

同時に申し上げたら
おかしくなりますね。


正気ですが、取り戻しました。

とゆうか本人の意識としては
わりかし正気なのであって、
ただそれは客観的に眺めた場合、
どうもいただけないのではないかとゆう
危惧のほうが強かったわけです。

っまあ、他に
仕事三昧で忙しい日もあって、
たとえば4日トータルで
数時間しか寝ていなくて
そのうち後半二晩徹夜とか
そうゆう危機的状況も
あったりしたわけで、
なにもいろいろ考えてばかりいて
更新がない、
というだけでもなかったので
ご心配には及びません。

留守を守る我が忠実なる執事
こまんたれぶーが、
ちょっとワタクシの言葉を
針小棒大にとらえすぎていた
きらいもあり。
キライな芋もあり。
きらいも。すきいも。
僕は小芋が好き。
小芋の煮付け、おいしいし。
理由は、まろやかだから。

とかってひとりでゆってる
多少危険な三十路。


ま、空白の期間に起きた
最も明確な変化のひとつとしては
弟が結婚したことであろう。

その様子を傍目で見ながら
あひゃあーとか叫びつつ
お酒飲んでただけの人ではあるが、
じつのところ実の兄ではある。
それなりに思うところも
あるってことにしておく。

このことは
後日書くのかと思っていたら
どうも書かないような気が
すごくするのですが、
たぶん書くかな……、
でも書かないでしょう。

あーまー、それでもとりあえず
遅ればせながら結婚おめでとう。
あなたたちの幸せな姿を見て
ビール飲んでメシ食って
お兄ちゃんは
おなかがいっぱいになりました。

それなりにやってくれ。

またおなかがすいたら
ごはん食べに行くから。

続きを読む "ビッグ・チェンジ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)