2011/08/07

ワタクシはターミネーターになりたい

最近の若者は……などと
口にするかどうかというのは
自分がおっちゃんになった
ひとつの証しなのだろうというのは
客観的によく判る。

だって37歳なのである。
驚きだが中年どストライクなのである。
いつまでも若いつもりじゃいられなくて、
いくらか少子高齢化のあおりで
緩やかになってきているとはいえ、
続々次なる世代が
生まれ育ってきているのである。

あの頃の未来に僕らは立っているのである。

しかしよもやこうまで自分が
若者の醜態を嘆く立場になろうとは
予期だにしなかった。

最近立て続けに数件、
まるで社会性を欠いた
若者の身勝手かつ未熟かつ醜悪な
立ち居振る舞いを目撃する機会があり、
本気でやつらのブザマさに
不快感を禁じ得ないのである。

あれ俺らも若いころこんなだったっけか?
こんなに周囲をはばからず傍若無人に
子供じみたマナーで
世の中うろついてたっけか?
と首をひねることしばしば。
首をひねりすぎたあまり筋が違ったり
なぜか上腕部が攣ったりしているのである。

や、わかりますよ
立派な若者だっていることは。
ワタクシが眼にしたのは
ごく一部の極端な例であって、
それがたまたま夏休みとかで
世の中に多くうろついているだけで
あろうとゆうことは。

それにしてもなああ。

以下、バカどもの振る舞いに対する
大人げない愚痴と陰口。

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2010/07/12

七夕に七転八倒の巻

神様は我々人間が
「そうなることを想像できない」という
罪を犯せば、どんな災厄でも
その身にふりかからせる。

以前読んだキングの小説か何かに
書いてあった箴言。うろ憶え。
天災は忘れたころにやってくる、
みたいな文言と似ていますな。

えっ、あの人最近あんまり
見ないと思ってたけど、なくなったの?
というような
急転直下、晴天の霹靂が
我々の暮らしにはいたるところに
身をひそめ待ちかまえている。

たとえばおのれにふりかえってみて、
まさかこの自分が、
今月はさして激務でも
過密スケジュールでもなく、
けっこう自分の時間も
休息もとれているのに
病院に行くような羽目に陥るとは、
ましてやその後
これを書いている今も続く
苦しみに苛まれようとは、
まさに「想像しなかった」のであった。

異変の起きたのは七夕の夜に遡る。

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2010/06/26

本当にあったら不思議な話

「あたしじたいは
そんな霊感とかないんですけど」

ごく明るい口調でHちゃんは語りはじめた。

Hちゃんは一緒の番組で
よく仕事をさせてもらっている
まだ22歳のリポーターだ。
いろいろ体を張ったロケにも
嫌な顔ひとつせず挑戦し、
期待以上のリアクションをしてくれる。
そのうえスタッフとも垣根なく気さくに
話をしてくれるというので、
仲間内でもけっこう評判がいい。

この日、我々の現場は
市内からだいぶ離れていて、
移動が2時間以上におよんだ。
変わり映えしない高速道路の景色に
飽き飽きしたメンバーは、
誰からともなく怖い話を
交互に語るようになっていた。

「これはあたしの
おばあちゃんが戦時中に
体験した話らしいんです」

彼女は運転席側のスタッフにも
聴こえるように身を乗り出しながら、
どこを見るとでもなく続けた。


当時、おばあちゃんは
まだ学校に上がる前で、
5歳とか6歳でした。
家が市内だったので
空襲とかけっこうひどかったらしくって、
毎日のように何て云うんですか、
サイレン、ああ空襲警報の、
あれが鳴ってたっていうんです。

で、お父さんはもうけっこうな歳で
兵隊には行かなくてよかったんですけど、
十歳以上歳の離れた
いちばん上のお兄ちゃんが
兵隊に徴収されちゃってて、
あとはだんだん疎開していってて、
家にはもう両親と、
自分、てのはおばあちゃんですけど、
しかいなかったらしいんですね。

戦時中だから5歳くらいだとかでも
いろいろ家の仕事を
手伝わされていたんですって。
とにかく人手が
ないじゃないですか、それで。
で、おばあちゃんの日課というのが
玄関掃除だったらしいんですね。

あたしとかだったらその歳で
掃除とかぜったいムリですけどね。

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2010/04/27

春の空のプレ飛行機雲

春のおしごと祭りが大盛況であった。
この2ヶ月というもの休みを取っていない。

もちろん数日寝てないとか
何日もメシを食っていないとか
そこのまでことはなくて、
軟弱者のワタクシだから、
始まったばかりのマラソンでも
すぐに歩くような男だから
(もののたとえです。マラソンなんか嫌い)、
まあ話半分ではあるが、それでも忙しかった。

何度だって書くが、
おしごとってこれ以上忙しくなることって
あるのかしらん、想像つかないわ、と
そのときはリアルに思うのだが、
だいたいにおいて
その貧弱な想像を上回る
大津波が押し寄せてきて
右往左往するのである。

神は人間が想像できないという罪を犯すと
どんな災厄でもその身にふりかからせるのだ。

なんでしょうか、
一日分のエネルギーを
乏しい小遣いのように使い果たし、
命って云うでっかい積立貯金を切り崩して
補充していった感じだったなああ。

働く≧生きるだった。


ふぁー。


いまから書くのはそんな忙殺のさなか
ワタクシが
仕事先の上司(?)と京阪電車から
目撃した、
現代科学では説明のつかない現象である。

ていうかワタクシには説明がつかない、
ってだけだけど。

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2006/12/03

ベランダのルッコラと真夜中のポピンポ再び

田舎のばあちゃんはいつも
テレビで見聞きする
物騒なニュースが
大阪ばかりだと云って
我々の暮らしを案じてくれている。
ワタクシはいつも笑って
「ばあちゃんそら大阪は
人も多いさかい
事故や事件も多いわして」
と返すのだが。

災厄や危機はいつも
見知らぬ他人の顔をして
我々の傍らを
通り過ぎているのかも知れない。

そう思った昨夜。

誰だか知らないけど、
深夜4時とか5時とかに
玄関の呼び出しチャイムを鳴らすの
やめてください。

それも2回も。
しかも30分くらい間隔を空けて。
他所と間違えているにしても
非常識なのだ。

誰かにそんなエネルギーの要る
悪戯に走る動機を与えるほど
影響力も存在価値も
ないはずなんだけどなああ。

ひらたくゆうと
相手に心当たりがない。
そんな濃厚なひとづきあいを
していないのだ。

こうゆうことを書き留めておくと
後々にニュースになったときに
前兆として
取り上げてくれるのかしらん。


ひとづきあいと云えば、
人はひとりでは
生きていけないので、
我がひとり乗りロケット
feat.with.友好的な宇宙人は
さいきん主に
その通信能力において
機能拡充を
図っているところである。


じつはこのところ立て続けに
FAXとデジカメを購入しましてな。


以下面白くもないその顛末を、
何の前兆にもなり得ないが
日めくりの一枚として
昨日が今日の
前兆と云えるならば
これも何らかの
前兆であるかも知れないので、
とにかくそんなことで書いときます。

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2005/08/24

月夜のタクシー

このおしごと祭りのあいだ
書きたいことがいっぱいあった。

しかしそれらの多くは悲しいことに
忘却とゆう
記憶の大胆な編集作業によって
輪郭そのものから失われてしまったか、
あるいはインデックスとして
残っていても
その瞬間の感覚を
ほとんどぼやけさせ、
味気ないものにしてしまった。

そんな中でずいぶんと印象に残った
満月の夜の
不思議な出来事について
書き留めておく。

その日は先の記事にも書いた
おそろしいほどの
過密スケジュールの日であったか
あるいはその後の
日曜の夜であったか。

月齢を調べれば
すぐ判ることだろうけれど
たぶん、
日曜の夜だったのじゃないかと思う。

ワタクシは
扇町の編集スタジオを後にして
ふたたび仕事先の局へ戻ろうと
タクシーを拾うつもりで
広い道へ向かった。

と、まだ乗る見当をつけてもいなし
探しはじめてもないうちに
一台の個人タクシーが
ワタクシのそばへ
すっとやってきて停まった。

まるで知人や家族のほうから
ワタクシを見つけたときのように。

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2005/08/03

ボンベイ・サファイアの謎

いつまでも自分が
10代の頃と同じような質の悩みに
直面したりしているのは
歓迎すべき出来事ではないだろう。

たぶん。


依然として仕事は煮詰まっており
あれやこれや
現実と狂気の狭間で
謎の出来事が勃発しております。


まずはワタクシの記憶が正しければ
おとついの早朝の出来事であった。

早朝と未明とのあいだ。
夏真っ盛りと云ったって
まだ空は
群青色に染まっている頃合である。

たまにそのくらいの時間まで
起きていたりもするのだが
その日は常識的に寝ていた。

消防車の鐘とサイレンの音が
眠りの中にまで聴こえてきて
気味の悪い夢になって眼が醒めた。

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2005/01/30

ドリアン・グレイ@BB

kinengenjin
ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ。
わしは記念仙人のとおおおい先祖、
記念原人じゃ。PC原人とは古いつきあいじゃ。

キノタクはいま、このブログを通して
通算200件めの記事を書いたのじゃ。
開設150日は経っていないと思うが
計算は苦手なのではっきりしないのじゃ。
原人だから数字を発明していないのじゃ。


そういうことで、こういう節目節目にこだわる必要は
まるでないのだが、そういうことです。
しかも9,000ページビューを突破も時間の問題なのだ。
相も変わらずのノードラマで、飽かずご覧いただき
まっこと感謝のきわみであります。


つぎの3月で、たぶん大阪市に引っ越してきてから
まる2年が経つことになります。

きょうは、ふいに冬将軍とさぶい師団が
進軍の行程を停めて、宿営地で英気を養ったかのように
あたたかく穏やかな一日でしたね。

吹く風にこっそりと、ほんのわずかに
めぐりくる季節の気配が忍び込んでいて、
その匂いを嗅ぐだけで、なぜか過去と未来と現在を超越して、
いま自分がようやく馴染みの景色と思えたこのあたりの景色が
まるで自分に関係ないどこかの街並みに思えて、
そのせいでかえって、
人々の営む日々の変わらぬ暮らしが
いっそういとおしく思えてしまったりしました。


また、きょうは大根の煮つけが、お母さんになれるくらい
おいしくできて、自分でも戸惑いました。
不二の昆布茶キッコーマン本つゆと干し椎茸をだしベースに
土鍋でことこと弱火で煮込むこと数時間。
スローフードの滋味深い味わいにうっとり、である。
残っただしで、いまホウボウを煮込んでおります。
これもうまくなる期待大なのだ。

きょうのお夕飯は、あと、ジャスコのお惣菜コーナーで買った
ちくわの天ぷらです。
ちくわの天ぷらとは、おしょうゆをもっともおいしく味わう
一品として、ワタクシの中でお刺身、シウマイと
肩を並べるものなのだ。うまいなああ。


さて、きょうは、こんなブロードバンド時代にふさわしい
世にも奇妙かも知れない物語をご紹介します。

皆様「ドリアン・グレイの肖像」とゆう物語をご存知でしょうか。
年齢不詳の紅顔の貴族.ドリアン・グレイ。

ほんとうはとっくにおじいさんなはずなのに
いつまでも青年のような身体を保っている。
それには秘密があって、じつは彼の住む屋敷に飾られている
一幅の肖像画が、彼の代わりに歳をとっているのだ。
そして、彼が非道な行いをするたびに、肖像画の顔は
醜悪かつ憤怒に狂ったような形相に変わり果ててゆくのだ。

ある日,その肖像画が屋敷の火事とともに焼け落ちると
いままで不死身を誇っていたドリアン・グレイは
たちまちのうちに老いさらばえて、肖像画そっくりの
ふためと見られぬ醜い顔つきとなってその場で死んでしまう、
という筋書きである。

以下の物語は、ぶっちゃけ、そんなにドリアン・グレイを
彷彿するとは思えないのだが、本体の写し身である
肖像画や写真が本体の代わりに変化するとゆう点で
ちょっと似通っているかな、と思い書き留めます。

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2005/01/26

ドットの粗い部屋

一時間ほど前にようやく衛星軌道から逸れて
美しく青く問題だらけの地球に還ってきました。
着水地点は尿意の海、喉の渇き島付近です。

ゆうべはお外で、新世界で串カツを呼ばれたり(激ウマ)
難波に行ってだらしないほど飲んでしまいました。

帰ってきたらoippuさんより非難のコメントあり。
すんませんでした。

濃いバナナはいま品切れ中です。
コメントに書いた背中の引っかき傷は
乾燥しがちなお部屋で
ギザギザに伸びた爪で自分でぼりぼり掻いたら
血が出るほどになったのだ。

それをスパワールドで知り合いの人に
見咎められたとゆう話。

くだらない見栄張ってすんませんでした。

恋なんかだいいちしている場合じゃないのだ。


さて、この駄文の後にさらなる駄文が待っています。
誰も面白くないし喜ばない夢の話なので
読まないほうがいいです。

ただ陳腐なコンセプトながらあまりに鮮明で
書き留めとけば何かに使えるかと思って書き出したところ
ぜんぜん終わらないのでどうしたものか思案中です。


おなかがすきました。オーバー。


banana
写真と本文は関係ありません。

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