2008/08/27

速度と距離

甲子園のテーマ「栄冠は君に輝く」
だったっけ? のサビ部分で
かえうた。

あー税関だ 積み荷が麻薬♪

こんなことこんな時間に
書いていることからもわかるように
今週わりとヒマである。

ほんとうは潜在的にいくつか
〆切が近づきつつある仕事があり
それを先行して仕込んだって
何の罪にもならないのであるが、
しかしワタクシはもともと
自他共に認める怠け者であるので、
あえてそんな勤勉な態度を
とることはしまい。


さて、きょうはつれづれに
っていつも
つれづれずれずれだけど
思うことを書く。
それも今回かなり理屈っぽく。

明るく楽しくややこしく、が
モットーである。


それは、ワタクシを取り巻く
ある速度と距離についてである。

ひとつめの「速度」は
単純化して云うと
情報の速度っていうやつ。
といってもMbpsとかそうゆう
数値化できるもののことではない。

数値化できないので、
あらゆる学問の素人としては
どうなってるんやろうかなああと
思うことでもある。

たとえばバンドが
ブレイクする速度とか、
グラビアアイドルが全国区に
登りつめる速度とかも
いまから述べる
「速度」なのであるが、
自分の心にある種の情報が
届くまでの速さ、
時間のかかり具合とでも
考えてもらえばいいだろうか。

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2006/05/24

カレー美人論

福神漬けってカレーに会うまで
孤独だったろうなああ。

あの赤くてほの甘いぽりぽりだけで
ごはんは一膳食えまい。
カレーこそが福神漬けにとっての
福の神だったのだとゆう矛盾。


カレー。

この偉大なる料理について、
今日にいたるまで
数多の議論が繰り返されてきた。
いまさら訳知り顔で多くを語るのは
傲慢とゆうよりほかあるまい。

もはやカレーライスは
インド料理でも何でもなく
れっきとした日本の国民食である、
とゆう主張も
陳腐なものでしかない。

いろんな言葉があるよね。
「カレーは伝播する」とか
「親父のカレー自慢」とか。

会社の食堂とかゆくと
いちばんか二番くらいに
やっすいお手軽メニューに
成り下がっていてわろし。

そんなありきたりな料理であるが、
だけどカレーつくっちゃった。

正統派家庭カレー。
西原理恵子のマンガ読んでたら
食べたくなったんだもん。

わりに凝ったのである。

なのにだ。

ことこと煮込んで
丁寧に仕上げたその味は、
なぜか日清の
カレーヌードルに酷似。

甲斐がないのう。

カレーって飛躍しにくい料理だな、と
つくづく思う。

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2006/05/03

私はアボカドになりたい

のっけからしょっぱい話で
申し訳ないが、
この先の人生、
どうなりたいのよって
ふと自問してみて
途方に暮れてしまった。


先日、お世話になっている
構成作家さんと
メールで雑談した折にも、
「キノタクの先が見えなくて、
どうなりたいのか心配です」と
温かいお言葉を
かけていただいた、
とゆう話はすでに書いたかしらん。

人に認めてもらっていることを
自慢たらしく書くのが好きな
器の小さい人間であるので、
きっと書いちゃってると思う。

そのときも返答に窮したのだが、
何とかなったらいいな、と
漠然と思ってはいるものの、
その何とかに具体的な目標が
とくにあるわけではないのだ、
とゆうことに、
ようやく自覚的になる
きょうこの頃。

愕然。

なんとつまんない男よのう。

「男はつまんないよ」なんちて。


……や、つまんないのは
ワタクシだけであるのですが。

ぼんやりと、
名前が通る仕事をしたい、
ってゆうのはある。
名指しで仕事が来るような。

でもそれってどうゆうジャンルで
サクセスとかブレイクとか
できんのかなああって
未だに暗中模索で。

とゆうより、この仕事なら
キノタクに任せといたらまあ
あたりさわりなく
一般の水準のものが
上がってくるわって
そう認めてもらうことすら。


まっとうな日本国民、
大阪市民であることすら
経済的にしんどい状況が
ここ数年ずっと続いているし。


ま、いつまでこんな甘っちょろい
覚悟の決まらぬ心がまえで
生きちょるんか、おぬしは、って
話であるのは、重々承知。


しょっぱい話が
あまりに何なので、
ワタクシの好きな、
まろやかな話をしておきたいと思う。

さっき、アボカド冷奴つくって食べた。
マジうまいし。
理由は、まろやかだから。

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2006/03/24

薬味屋

薬味屋、とゆう商売を考えている。

まあ考えているとかゆってはみても
とくに近い将来実行に移す予定が
あるわけではないのだが。

でもこのアイデアは
ワタクシのアイデアなので、
マネしてもいいけど、
大阪市内でマネして、かならず。
そしてワタクシを呼んでください。

それはおおよそこんなお店である。

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2006/02/05

ひとりぼっちの中華三昧

中華の調味料がまた
キッチンワゴンの上に増えた。

李錦記のオイスターソース(貝柱入り)と
ユウキ食品
金華ハムスープピ・ロイヤルストック。
そんでもってなんか
ラベルの日本語からして怪しい鎭江黒醋。
さいきん何かと注目度急上昇の黒酢である。

ささやかな衝動買い。


だが、これが。

ひじょうによいんですよ。

まだ黒酢は開けていないけど、
干し貝柱入りオイスターソースと
金華ハムスープピ・ロイヤルストックの
おいしいこと。役立つこと。

ゆうてもつくるもんは知れてるんであるが、
しかしこの戦力、すごい。
連邦でゆえばG兵器。
蜀の国でゆえば諸葛孔明かってな
そのくらい存在感があるのだ。


……やーそれは大げさでしたか。

ま、すごいうまいってことです。


事の起こりは、先日、
仕事の打ち合わせで
神戸・元町に行ったことであった。
南京町のすぐそばである。

打ち合わせが早く済み、
ワタクシとオヤブンはいそいそと
南京町に向かった。

時しも、春節、旧正月。
平日とは云えどけっこうな人手で、
通りでは大根餅が売られ、爆竹が鳴り、
龍の獅子舞みたいやつがうねり、
観光客は手に手に
ケータイのカメラ機能や
デジタルカメラや家庭用ビデオで
ばしばし撮影しまくりである。

とりあえず刈包などを
ふた口で食べつつ
しかし表通りの喧騒には目もくれず、
いそいそと中華食材店へ向かう
おっちゃんふたりであった。

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2006/01/31

チャルメラッテの走り

えーこのところ、転がる石のように
暮らしております。

そしてそれはけっこう大きな石です。


や、べつに、
各地を転々としてるとかじゃなくて
きっちり大阪市に根を張って
生活しておりますが。

きょう、深紅でぴかぴかの
新しいMUFGの
銀行カードが届きました。
ほんとにきれいです。

ちぇ。


書留不在配達の通知を
ポストに発見して、
すぐさま郵便局に引き取りに行ったら
「まだ戻ってきていません」とゆわれた。
まだクルマか郵政カブの中で
揺られてるってことでした。

そりゃそうだよね。
気持ちが急ぎすぎた。
それはワタクシが悪いんだけどさ。

もういちど配達にきてもらったから
それでいいんだけど。

でもなんでこんなにひとつひとつ
よけいな労力ってゆうか
手間ってゆうか、
回り道ってゆうかさああ。


人生はタフだ。

転がる石のように暮らしております。

ビニル傘だって、
仕事先に忘れてきました。


……はあああ。
ため息のひとつもつきたくなるよ。


さて連日そんな
凹みトークばっかりでは
どこにも行き場がないので、
きょうはこの企画再発進。

umaizzo2情熱的に独創的にそしてチープに
B級料理に挑戦しつづける少年、
きっちんBOYウマイゾー。
その腕前、小学生のプラモ感覚。

きょうの料理はおそらく
前人未踏ではないものの、
人によってはかなり
抵抗があるんではあるまいか。

しかしそのタブー感覚さえ
乗り越えてしまえば、その先に
白くてクリーミーでまろやかな
お子ちゃま味覚のワンダーランドが出現。

名づけて、「チャルメラッテ」でい!


……名前で何をしようか
判ろうとゆうものではある。

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2005/12/07

東京タワーと聖護院大根

チーズビットって、
子どもの頃けっこう好きだった。

現代に復活してからは
やっぱり好きで、
あまりお菓子を進んで買わない
31歳独身男性が、
月に何回かという頻度で
買っていることが判明している。

ってワタクシのことであるが。

いま思うのは昨今のチーズブーム、
(チーズは流行っているのですよ)
およびIT化社会において、
そのネーミングって
当時としては斬新というか
もんのすご先を行っていたのかなって
無理に勘違いしてみる。

チーズビットのビット(かけら)って
言葉の使い方が
現代でも通用すると思うし。

チーズうまい。理由は、まろやかだから。


さて、話はどかんと変わるが、
いま、晩酌のアテに
大根を鶏のつくねとともに煮ています。


我々にとってややもすると、
大根のイデアとは
すなわち青首大根ですね。

きょうのはちゃう!
聖護院大根(淀大根)です。

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2005/09/28

メメント・もりもり

きょうはおしごとがお休みでした。
そしたらきっちり3食たいらげてしまった。
依然として食欲旺盛である。
育ち盛りか。


AM09:30くらい。朝ごはんとしてカレー。

納豆ごはんとカレーライスと
どっちにしようか迷いながら
レトルトカレーを温めつつ、納豆を混ぜる。

場当たり的にカレーをごはんにかけ、
あわよくば納豆カレーとして後半から
納豆の合流を考えていたのだが、
結果、カレーが
ことのほかよくできていたので
ごはんをぜんぶ食べちゃって、
納豆with玉子は
そのままずばずばと食べる。

この逆はたぶんつらかったはずなので、
自らの戦略が正しかったのだ。
でないとまた一膳多く
ごはんを食べる羽目になる。

お昼。PM02:30くらい、
ぜったい朝のが
ブランチになるはずだと思ったのに
マクドに入って
ベーコンレタストマトバーガーセット。
よりによって
いちばん入ってはいけない場所にいた。
しかもサイドメニュー、芋。
おおお、また芋食ってる。
これで3日連続。自分が信じられない。

夜、さっき。PM10:30くらい。
こんなに食べつづけていてはやばいと
思いつつも晩ごはん。
さすがにカロリーとか気になったので
草鍋をつくることに。
まだお鍋は早かったみたいで
汗をかきかき水菜とニラともやしを
わしゃわしゃ食べる。
お鍋は狭いキッチンで立ちながらなので
猛スピードで鍋3杯分完食。
もちろん片手にビール。

どうしちゃったんやろうかああ。
あるいは、このように考えるのは
おぞましいことであるが
「どうなってゆくんやろうかああ」。

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2005/09/26

そうだ、芋を焼こう。

忘れないように書きとめておく。

このあいだ行きつけのバイク屋さんの
お店の奥のTVからニュースが流れてて
「救助隊の必死の救助にもかかわらず」
ってアナウンサーがゆってた。

救助が「必死」では
いかんのじゃないか。必ず死ぬ。

必死、とゆう言葉も使いようであって。

これは完全に言葉のあやってゆうか
揚げ足取りでしかないが、
そして局でゆうとそれはずばり
近頃なにかと話題のNHKだったのだが。


必死にとってかわる表現ってないかなああ。
「一生懸命」でも、
これはややもすると死にますね。

そのへんが日本人の
精神的土壌に根ざすとか、
そうゆう飛躍した推論に持ってくつもりは
ぜんぜんなくて、ただたんに思うのは、
がんばることの悲壮感て
おかしいんじゃないかなってゆう
ささいな疑問である。


閑話休題。

夜や朝の涼しさが、
完全に季節の移り変わりを
告げていますね。

我がメインの交通手段
アドレスV100沈思黙考号
トリコロールSPLに跨るときは
長袖でなくてはさぶいくらいである。

その涼しさが気持ちをそぞろにさせる。
冬がくる前にもっと多くの景色を
見ておかなければならない。

夏のあいだはあんなに暑くて死にそうで
何にもする気が起きず
できれば外には出たくないと思っていたのに
勝手なものである。
これをキリギリス病とでも
名づけていいと思う。

いいんだ、バイク乗りの秋はひと月早く
春はひと月遅いのさ。

走れ走れ時は短い。


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2005/09/14

デイズ・オブ・ダイズ

ささやかな日々の
変わり映えしない繰り返しの中で
いくらまんべんなくかき混ぜているつもりでも
ふと何かがダマになっている。

均一に混ざらないのだ。
そうゆう意味で自分の暮らしって
つくづく天動説だなあと思う。
我がひとり乗りロケットは
どこにも飛んでゆけないのだ。

とりわけそう思わされるのは
コンビニの棚からいっつも
おんなじ組み合わせのおにぎりを
カゴに放り込んでいるときだ。

屠りたいな、こんな予定調和。

ラッセル・クロウみたいな
渋面を浮かべながら
しかしクロウの
たった2時間の波乱に富んだ人生では
ぜったいに銀幕の中に現れないであろう
ぱっとしない食卓。

ホールインワンばかりのゴルフ。
パットしない。
ファーストとキャッチャーがいない野球。
ミットもない。

屠りたいな、こんなダジャレ好きのセンス。


さてさいきんワタクシの天動説の暮らしで
ずっぱまりなものがあって
それはダイズ。

運命を決めるダイスではなくて
畑のお肉こと大豆。

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