2009/05/21

白髪ツツジ

おしごと祭りが終わって
ヒマになるかと
気を緩めていたら、
緩めすぎて仕事たまった。

レギュラーワークの巻き返しが。

ゆうべはねぶすぎてダウン。
お昼ごはんが17時、
そのあと晩メシまで寝るってゆって
そのまま爆睡。
今朝5時起き。
そしていま最高にねぶたさが
ぶり返してきているが、
週末また遊びたいので
働かなければいかんが、
しかしこんなものを書いている始末。


さいきん、とみに物忘れが激しくなって
困りんこ。
寝る前とかにカノジョと雑談していて
「~~はなんで?」
「~~ってどういう意味やろ?」
というような些細な疑問が
噴出したときに
翌朝調べようと思って
ひとまず寝るのであるが、
目が覚めたらすっきり忘却の彼方に
いるのである。

で、疑問を持ったという感情だけが、
さざなみの化石のやうに残つてゐる。
それさへも忘れてしまへば
労はないものだらうが、
妙にしこりのやうに感じて困りんこ。

なので、折々に書きとめてゆくことを
カジュアルに決意。

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2007/01/31

蟹と電車とコペルニクス

とーれとっれ ぴーちぴっち♪
カニ料理ー♪

有名なCMソングではあるが
きょうになって
はじめて気づいたのだが、
蟹って獲れたてでも
ぴちぴちしてないよね。

殻があるし。

中身の肉だって
ぷりぷりはしてるけど
ぴちぴちしてないよね。


このように、
いままで当然のように
受け止めていた事象を、
ふと疑ってみると、
あるいはそこにある
ごくわずかな違和感に、
見えない亀裂のような
小さなささくれのような
あるかなきかの感触に気づくと、
そこに新天地が広がる。

いままで誰もあえて
考えてみることをしなかった
可能性の広野。
そこに金脈や原油が眠るのか、
はたまた草木一本
生えない荒地なのか。

先週はじまった仮面ライダーの
新シリーズ「電王」も
きっとそうなのか、と思う。

ワタクシはわざわざ早起きして
第1話だけ
とりあえず観たわけだが、
頭がくらくらした。

ご存知のように電車に乗る
仮面ライダー、とゆう衝撃の内容。

べつにライダーだからって
バイク乗ってなくていいじゃん、
とゆう、
圧巻のコペルニクス的転換。

(いちおう誤解のないように
云っておくと、
今後のストーリーで
バイクには乗るようである。
ただそのマシンも
未来特急に
格納されているらしいが)

主人公を助ける未来特急の
オーナーが「世界の車窓から」の
石丸謙二郎、
第1話で主人公に憑依する
未来から来た
精神エネルギー体
(意味不明)の名前が
某電車ゲームを彷彿させる
モモタロス、と、
徹底した「鉄分」の濃さが
匂い立つ世界である。

なんでこうなっちゃったのかは
想像をめぐらすより他にないが、
年イチで新企画を考えるのって
正直きついんだろうなと
同情すら覚えてしまうわけである。

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2006/09/13

亜細亜的えびせん問題

こないだからずっと
気になっていることがある。

それは、えびせんについてである。


ある晩ワタクシはオヤブンに連れられて
それはそれは
たいそうおいしく本格的で
かつ庶民的な中華料理屋さんに
行ったのである。

向かう道すがらオヤブンに
「何がオススメっすか」と訊くと
我が事のように誇らしげに
「なんもかんもうまい」とのたまうので
いやがうえにも期待は高まった。

到着したのが午後7時半を
少し回ったところであったが、
およそ30席ほどの店内はすでに満席。
奥から身の丈180cmほどの
大柄な中国人の大将が出てきて、
「ごめん、いま、いっぱい。
8時頃なら空いてる」と云う。

オヤブンは即答で
「あ、そ、ほな
8時にまた来るわ」と云い、
いったん店に背を向けようとした。
大将は確かめるように
「また来てくれる?」と訊いてくる。
その云いようが変にかわいらしく、
大柄な見た目とのギャップで
微笑ましく思える。

時間をつぶしたあと
再び中華料理屋に。
果たして大将はきっちり
我々のために
席を空けておいてくれていた。

いかにも中国らしい赤い内装に
写真つきのメニューがびっしり
壁中をはりめぐらせてある。

オヤブンいわく、
なんもかんもうまいが、
まず何はなくとも麻婆豆腐。
それからトマトと玉子の炒め物が
欠かせないという。
そしてお店のイチオシは
北京ダックであるらしい。

そんなこんなあれやこれや頼む。
わりかし待たせず
スピーディに出てきて好もしい。

で。

食べたらこれが。

なんもかんもうまいのだ。
町場の中華、といった風情で
同時に日本人のセンスじゃ
どうしてもマネできないような
リアリティが厳然としてある。

麻婆なんか
感動モノのうまさなんである。
花椒のせいだと思うのだが
とにかくスパイシーで、
なのに辛すぎず味に深みもあって
なおかつ胃にもたれない軽さもある。

ひさびさに手放しでうまい中華に
出会うことが出来たのであった。


問題はそのときである。
いわばその夜のメインディッシュである
北京ダックが。


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2006/05/15

きょうも笛を待ちながら

きょうから
晩酌用のビールのために
グラスを冷凍庫で凍らせるとゆう
準備を再開した。

ワタクシなりのシーズン開始である。

ぷはー。うますぎる。

いっときその爽やかな飲み口に
サッポロ黒ラベルに浮気していた
ワタクシであるが、
この頃やっぱりキリン一番搾り。
ほろ苦さ、コクとキレ。これに尽きる。

おかずはマンガで見た
鯖のキムチ煮を自分流にアレンジ。
これも大成功。うまい。


さいきんけっこうまた
キッチンづいているのだ。

仕事が減ると、
そぞろな気持ちを鎮めるために
偽りのクリエイティブさを
調理で発揮する、とゆう
ガスの抜き方をしていることは
自分でもはっきり自覚しとります。


ところで、ガス抜きと云えば
笛つきケトルってありますよね。

あれは指示待ち世代を
生み出していると思う。

密閉性が高いため、
ケトルの中の湯が沸騰すると
中に充ちた蒸気の圧力が高まる。
それが口から噴き出ると
笛が鳴る、とゆう、
いまさら説明するまでもない
仕組みのあれである。

ワタクシ自身のライフスケールでゆうと
ひじょうにいろんな局面で
煮えきらない
性格であるのにもかかわらず、
お湯が沸くのを待つその時間が
いつも果てしなくもどかしい。

中途半端に手持ち無沙汰なのよ。

なので、その時間を
最小限にとどめるために
あらかじめ必要な分の水を
グラスとかコップで計り、
それも蛇口でお湯のほうを出して
最高に熱くしてから汲むとゆう
工夫を講じている。

だけどよ。

はたしてそれがいちばん
最短の時間なのかって疑問が
いつも首をもたげるんであった。

正確には沸騰したその瞬間に
すぐさま笛が
鳴るわけではないからである。

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2006/02/11

温泉のNAZZO

ひさしぶりなのか、今年初めてなのか、
そのへん気象マニアじゃないので
よく判らないのであるが、
今日は最高気温が二桁の
10℃となったらしく、
外をマイチャリ・ナンホック号で
疾走(うそ、ふらふら走り)していても、
お日様のぬくさを
頬っぺたで感じることができちゃった。

春、やっぱ近づいてるし。マジやばいし。

編集作業をしながら、
四季の中で春がいちばん好きなんです、
とゆうとオヤブンは、
革張りのソファに半ば寝そべりながら
「あほー、おまえ、秋の食いもんうまいぞー」
とワタクシを諭すのであった。

そんな会話で四季を戦わす32歳と40歳。


しかし、秋は胃袋を
満足させるかも知れないが、
春はココロを高揚させる。

あーもう。春よ来い。
そんで来たならずっといて。

これはまるで恋人を想う気持ちである。
早く来てほしい。
そしてずっと去らないでほしい。

オール・マイ・ラビング・春。

基本的に寒がりの着膨れのワタクシは
冬があんまし好きくないので
ことさらに春を待ちわびる。

春、好き。 だってぬくいし。


ぬくいと云えば、
以前からずっと謎であり、
そして未だに
原理がよく判らないことがある。

なぜ、人は温泉だと温まるのか。


今年の冬は、
雪害にぜーんぜん見舞われない大阪でも
さすがに寒波の襲来が影響して、
ワタクシは
家風呂すなわちバスクリンとゆう
万全の布陣で
お風呂に入っていたわけであるが、
しかしなぜあの粉末を
しゃかしゃか振り溶かすと
ぽっかぽかお風呂になるのか
そのへんの理屈がよく判らない。

単純ナトリウム泉とかあんじゃーん。
それって塩水とどう違うのか。
そう疑問を持ってしまうと、
ワタクシはそのうち、
バスクリンの代わりに伯方の塩を
溶かしてみたくなるのだ。

こないだそんな衝動で、
牛乳でチャルメラをつくったように。

いまはトマジューでチャルメラに
好奇心をめらめら燃やしているが。

なので、ほんとうに誰か
博識な方に教えていただきたい。
なんで温泉って温まるの?

えーと、山廃仕込み、ってゆう単語の
意味も不明だったのだが、
それは判りました。


こんなことを早朝5時30分に書いてみる。

きょうは建国記念日。わらかす。

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2005/05/27

三里のチェリー

爽やかな五月晴れのきょう
脈絡もなく素朴な疑問から
話は始まります。

脈絡とゆう言葉じたいも
このへんの由来だと思うのだが
東洋医学の神秘、「つぼ(経絡)」について
むかしからずっと
気にかかっていることがある。

ここを押して痛いとここが悪いという
あの診断ですが、
おう? そこでなんでそこってなくらい
離れた部位だったりしますね。

ワタクシの場合だとむこうずねの
「三里」とかゆうつぼが痛くて
それはどうも胃が弱っているとゆうことらしい。

ふううん。そう云われればたしかに
胃に優しい暮らしはしていないなああ。
とか自省もしつつ
ここで疑問が首をもたげるわけだが。

痛いところをぎゅんぎゅん指圧しつづけると
よくなるのか。

それはたんにセンサーとゆうか
インジケーターだけのことであって
押してもダメなのではあるまいか。

だったら押さないほうが
いい気もするなああ。痛いし。


胃によくない暮らしをしております。
午前4時まで飲もうが翌日仕事なのだ。
かしこくなれない大人たちだ。

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2005/04/18

雨にも負けてサシテリカラ

サシ・テリ・カラという言葉がある。
これは牛肉をおいしくする呪文。

ではなくて、牛肉用語である。
これの良し悪しで
おいしいお肉が決まるとゆう。

○サシ
 肉にどれだけ脂肪が差し込んでいるか。
 いわゆる霜降りの度合い。
 例;地下鉄のザジ。

○テリ
 常温で溶け出してくる脂肪により
 お肉の表面に出てくる艶のこと。
 例;テリーマン。

○カラ
 赤身そのもの。本来の肉自体の質。
 例;いつもここカラ。
 
この3要素を食通の皆さんは
吟味してらっしゃるのであるが。


気になっているのはテリだ。
常温で溶け出すってバカを云え。
牛なのに馬鹿を云え。

だって牛生きてるとき常温ではあるまいか。
とゆうより体温。
冬の朝搾りたての牛乳から立ちのぼる湯気を
君は見たことあるか。
甘く温かいミルクの香りを嗅いだことがあるか。

ワタクシはないぞ。

おいしいい牛の肉は皮膚の下で
じゃぼじゃぼにオイリーなのか。たぽたぽか。

識者の意見求む、なんである。


そんなこんなで、きょうも生きとります。

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2005/02/22

土曜日のかなしいひと

ひきつづきおなかがいたいです。
ふとんにもぐりこんでもあんまりぬくくないのは
すなわち寒気がするからやろうかああ。

でもお肉屋さんのコロッケ、4つ食べましたが。


<さいきん気づいた・知ったこと>

1)きりたんぽはごはんでできている

2)経済は政治でもある
 お金持ちがお金をゴッソリ動かすと政治家も動く

<きょう見てびっくりしたTV>

1)わー、あれ、まるきりモンティパイソンのときの
 テリー・ギリアムのパクりだ、「シリーズ羊羽」のOP。

2)ある番組の画面右上のサイドスーパーに
 2行にわけて「大爆笑!! ○×□△」って書いてあって
 そこに地震速報が出た。
 「この地震による津波の心配はありません 大爆笑!!」
 ってなった。
 
 悪意はないのだ。
 不幸としか云いようのないタイミングである。

<さいきん目撃したやるせないひと>

あれは先週の土曜日であったか、
小雨のそぼつく中をてくてく歩いて仕事に向かう途中でした。

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2005/01/27

真冬の散歩道と舶来のタバコ

SUM14(さむいよ)。

ゆうべ我が愛しの原付
アドレスV100沈思黙考号トリコロールSPLを
仕事先に置いたまま飲みにでかけていたことに
さきほど気づき、
いま歩いて北区まで取りに行っておりました。


この記事のいちばん最初のバージョンは
携帯からモバイル更新しました。
かじかむ手で2のボタン(か行)の接触が弱い携帯を
ちこちこ押しながら
ろくすっぽ信号も見ずに歩いていたのだが
真冬の深夜でもけっこう人は外にいて
そしてかなりの割合で
同様に携帯を手にしていますねええ。

むかし夜道に明かりとかいっさいなくて
妖怪とかが跋扈していた頃は
「小豆とぎ」なんて
真夜中にいったいなぜそんなことをやっておるのだ
ってゆう妖怪が誕生したわけであるが、
いまだったら「メール送信」ってゆう妖怪も
確実に都会の夜闇に紛れて、路地裏とかで
紙飛行機の飛んでゆく画面を見つめて
ニヤニヤ笑っていることだろう。

アドレス君は冬空に放置されても
誰かにいたずらされることなく
けなげに主人であるワタクシの帰還を
待っていてくれました。


そのことじたいはさして問題ではないのだが、
あまりに寒いので、仕事先へ向かう道々
手を突っ込んだ上着の左ポケットに
ふとした異物混入が発覚。

フィルターのついていない洋物ふうの煙草が
裸で一本だけ、その細い茶色の身体を
ダウンしたボクサーのように真ん中でくの字に曲げ
いい薫りの乾いた葉っぱをポケットじゅうにばらまいて
安らかな最期を遂げておりました。


心当たりは、てゆうか記憶はまったくない。


新世界ではまずこの銘柄との接触はありえないな。
千日前では吸うひとはいることにはいるだろうけれど
ゆうべバーで話した相手に
こんな銘柄を吸う人っていなかったし。

もちろんワタクシは煙草じたい吸わないし。
火を手元に無事に置いておける自信、まるでないから。

そもそもどちらのお店でもずっとジャケットを着ていて
どこかにかけておいたとゆうこともない。

いや、いちどたしかに脱いだ記憶がある。

同席したオネエとおぼしき兄ちゃんが
フェローズのL-2Bとゆうフライトジャケットを着ていて
「ボクはこれヒューストンの仏軍レプリカですよ」
ってな話の流れになって
背中のタグを見せ合いっこしたのである。

けれどその後すぐ着たし、
相手もワタクシのジャケットを
手にとっては見ていないしなああ。

昨晩はその場では比較的酔いが強くなく
ちゃんと帰ったつもりなのに。


いったいこの一本のシガレットをめぐり
どんなやりとりが交わされていたのだろうか。

アポート(物質転移現象)か?
ポケットの中が一瞬だけフランスとつながったのか?
仏軍ジャケットだけに。

真相は煙草の煙のようにおぼろげで実体がなく、
ウィスキーグラスの氷のように
いずれ消えてしまうだろう。


何があったんやろうかあああ。


koeda
写真と本文は一切関係ありません。

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2005/01/09

寝ぐせ食堂の不自由

「オーシャンズ12」の予告編でも見かけたけれど
お宝を泥棒・盗人の手から護る赤外線監視装置って
アレどこ発祥の演出だろうか。
「007」かしらん。「スパイ大作戦」だろか。

アレ、よくよく考えたら実現不可能な気がしちゃった。

レーザーでもないかぎりあんなにまっすぐの光を
室内の空気に拡散させずに照射するのって、
物理的にムリな気がする。

物理とか云っちゃったよ。

物理と女性のファッションは門外漢なので
細かいツッコミされると反論できませんが。


今日、お昼過ぎに寝ぐせのまま外に出た。
土地柄もお日柄も自分のプライド的にも
ぜんぜんだいじょうぶである。
宇宙飛行士には、やっぱりなれない寝ぐせのオトコ。

遅い昼食を摂りに駅前商店街の
某お代わり自由系チェーン店食堂に行ったのだ。
さして安くもないしおいしくもないし、
お茶は今日みたいな底冷えの日本の冬でも
コールドで出てくる。
でもひさびさに米の飯が食いたかったんである。

炊けばいいだけなんだけど、ちょうどヤマダ電機に
消耗品を買いに行く用事があったので。

そこの唐揚げ定食は
唐揚げ7ケくらいと目玉焼きがついてくるので
必然的にごはんを2杯はお代わりしてしまう。
あのおかずでごはん一膳で対応できる人のほうが
すごいと思う。だってしょっぱくないですか。

思うにお代わり自由は「お代わりしないと不自由」。

青信号は渡っても渡らなくてもいいが
お代わりはしないとつらい。

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