旅とゆう名のマイセルフ
「とか何とか云っちゃってさ」
とゆう台詞を、
テレビから追放せねばなるまい。
これは話のとっかかりでも
なんでもなくて
きょうふとCATVとゆうのですか、
ケーブルテレビを観てたときに
気づいた、
ささやかな発見。
シチュエーションとしてはこうである。
かわいいめの若いオンナの人が
話し相手から視線を逸らせながら
おすましした演技で
誰かのことを
そんなふうに話すのである。
「あいつ、
……とか何とか云っちゃってさ」
「あいつ」までつくと
満貫で和了である。
全盛期の本田理沙か。
もういやいや。
21世紀なのよ。2006年なのよ。
ま、たぶんどっかの
旧いVシネマだとは思うんだが、
それにしても
アルファ社のMA-1みたいな
ある種の時代感を
もろに射抜いていたのであった。
90年代とゆうのが何であったのか
よくイメージできないままに
時は過ぎ、
青年はおっちゃんになって
もう00年代後半に突入。
こうなると
このディケードのテイストは
だいたい決まってきていると
思うのだが、そうなのか。
女の子のジーンズとかは
なんかそうゆう気もする。
クラッシュとかステッチの遊びとか
ポケット位置とかな、
00年代風味ってこうなんかなと
思ってもみたりする。
あとな、MP3とかの
デジタルオーディオプレイヤーな。
あれも00年代風味であろう。
いずれにせよ、いま皆様が
何の疑問もなく
まのあたりにしている物事は
きっといつか00年代ふうの
ワンシーンとして
リバイバルされたりするかも
知れないよってゆうことだ。
しかしワタクシは
トレンドウォッチャーでも
何でもないので、
10年分とらまえて
総じてそうかって問われると
自信はない。
ひるがえって自分のこととなると
00年代風味に
キャッチアップできてきたこと、
なんかあるのかって話である。
ま、ない。ぜんぜんあらしまへん。
だからすっごく他人事として
ぼんやり警鐘を鳴らすってゆうか
つまりは誰かが
あーそうかもーと思ってくれたら
嬉しいなってだけの話である。
いまが00年代真っ盛り。
どこへゆくのかニッポン。
それ以前に、
どこへ向かうのか
どこまでたどり着くのかマイセルフ。
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