2005/04/24

ささやかな幸運とエクトプラズム

新潟にはどっさり雪が残り、
宮城ではまだお花見ができるらしいですが
大阪は鼻血が出るほど
春どまんなかです。

おふとん干せばよかったなああ。
でもそのおふとんでお昼寝していたのは
何を隠そうこのワタクシ自身なのだが。


このところ、ワタクシに
ささやかな幸運が降り注いでいます。

たとえばきのう、バイク屋さんが閉まってから
店長さん宅にお呼ばれしに向かう途中で
ガススタに寄ったのだが
そこでワタクシを応対してくれた
バイトのお兄ちゃんが。

これがあんまりいらちでないワタクシでも
どうかと思ううくらい不慣れで。
「669円のお返しです」
と、まだ払ってもいない料金を
お返しです、などと云い間違う始末。

5.5リットルで669円。
おわ、さいきんガソリン高いわと思いつつ
彼に千円札で払うが、やたらまごまごして
待てど暮らせど
おつりを返しに来てくれない。

そのうちに後ろに順番待ちのクルマが。

見かねてか、
徳井優さん似の正規の社員らしきひとが
替わってくれる様子。
徳井さんは早足でワタクシに駆け寄ってきて
「669円のお返しです」

……。

そそくさとエンジンをかけてR171に復帰。
ニゲロヤニゲロ。

5.5リットル331円でゲットしました。

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2004/11/17

星をください

大きなくしゃみをつづけてすると、
たまに視界に小さな銀色の星がちらちら
瞬くことってありませんか?
スパンコールの欠けらのような、
お化粧に使うラメのチップのような。

ワタクシだけですか。 即検査ですか。

今夜も土鍋と生きております。
なんか神戸居留地トマトジュースとゆうのが特売で105円だったので
それとコンソメでジャガイモと豚ロース切り落としと
キャベツをとろとろ煮込みました。

ウマー。

ほんでキリンから新しく「やわらか」って発泡酒も出たので
飲んでみました。

やわらかー。

発泡酒って変な「ビール以外の味」がすること多いけど
これはすっきりして雑味がなくてくいくい飲めます。
個人的には濃いビール派なのですが、おいしかったです。

キリンは缶デザインがいいよねええ。いつも。

さて、今夜ですか。しし座流星群。

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2004/11/08

さよなら秋味鉄道007。

コンソメってポテトに合う。
云わずもがなの事実でありますね。

半分結婚したようなもんである。コンソメとポテト。
抜群の相性。
もはやどっちかポテトでどっちがコンソメか
渾然一体となって区別さえ難しい。

それくらいふたつは分かちがたい。
もうポテトにしてみりゃあ
コンソメにあった時点で終了~~なもんである。

あとはマヨネーズかバター。ポテトの理想の嫁ぎ先ね。

たとえばいまワタクシの前に
カルビーのポテトチップスコンソメ味を
さささっと差し出してひとこと
「どうぞ」って云ってごらんなさい。
たちまち封を開けて完食しますね。
保証します。

ま、さっきからポテトポテトゆってるの
すなわちジャガイモですね。
ですな。ん(宿先生のモノマネ)。

それがああああ。

サトイモだったらどうよ!

ジャガイモだったら北海道よ!

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2004/10/28

ダッシュ・レンダーと芥川龍之介、そしてソーセージ30年

ptf.jpg
今日もきちんと土鍋と生きております。

きのう「渋谷ロゴスキー」のボルシチを食べたときに
存外その野菜をほくほく食べている感が
現在の自分にしっくりくると感じまして。
ええ。オレ頃感とでも申しましょうか。

ほいでポトフです。

急に寒くなってけっこう慌てふためいておるところでしてな。

寒いよー、寒いよー。

まだ紅葉も観に行っていないのにいい、と
思って手帳のカレンダーを見るとですね、
なああんとゆうことでしょう。
もう10月終わるわけでござあます。

そこでまざまざとよみがえる記憶あり。

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2004/10/20

まろやかですかーッ!

まろやかならばなんでもうまい。

ほんましかし神様早くなんとかしてください。
日本、アルゴリズムおかしいですよ。

なんであっこでみんな右折するんですか。
馬鞍も蜥蜴も、グフ飛行試験型も。
おかしいでしょ。

え~と、ですね。
土鍋と今日も生きております。

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2004/10/16

草食ってる実感。

kusanabe.jpg
「うわ。こいつきしょい。ほんま毎晩ひとりで鍋食っとる」
とそろそろお思いの方いらっしゃるでしょうか。

私自身ひじょうに危機感を抱いております。
正体不明の危機感ではありましょうが。

問題だらけの世の中で、少しも
それをいいほうにするような貢献をしていなくて
すみません。

それからコーンポタージュスープの作り方
マジでこのサイトにヒットしてしまった方へ。
ほんますんません。
アレですよ、コーンポタージュ、コーンの裏ごしが
手間ですからフードプロセッサーでガーって
粉砕したら楽らしいですよ。

昨夜はふいに飲みに行ってしまったので
サスペンドになっていた草鍋でごんす。

これは以前オヤブンに連れて行ってもらった
大阪市西区九条の「小川下(こかげ、と読みまする)」とゆう
大阪鍋界では不動の地位を築き
ワン&オンリーの一角を守ると個人的に手放しで称賛している
ちゃんこ、通称「草鍋」を素人ながら模倣したものです。

ほんらいはかつをダシらしいのですが、
今回ウィズアウト・ダシでさっぱりつくります。

1)適当な長さに切った水菜、ニラ、モヤシをボールかなんかでシャッフル。
(まあ、モヤシは切る人いてないでしょうね)
2)沸騰した鍋の中のお湯(かつをダシなおよし!)にそれらを
豚バラ(切り落としもしくはスライス)とともにブッ込む。死苦夜露~。
3)ひと煮立ちして完成!

いたってシムプルでげしょ。
白ネギ、白菜、お豆腐くらい入れたっていいのに、と
思うかもしれませんが、彼らには
「ごめん急に用事できてんかー。
また明日な、うん、メールするわ。ごめんなほんま」
とビッチな女子高生になった気分で
ばればれのウソをついて追い返してください。

なぜって? 彼らとはノリが違うからです。
今回はいっしょにいても楽しくない集まりなのです。

ま、豆腐はどうしてもってゆうなら来てもいい。

つけダシは辛子醤油です。
ニラと豚とモヤシはもう、ギョウザなどの中華系ユニットで
長く活動してきた実績からも、辛子醤油に
がっちり呼吸が合うことが予想つくでしょう。
もう辛子醤油以外考えられません。
しょっぱい&辛いくらいでグッド。

もうお野菜がぜんぶすぐ火が通るので
逆に煮すぎて食感が損なわれないうちに
しゃぐらしょぐら、と、辛子醤油経由でお口へ
ずんずん運んでください。

ウマー。

うますぎて秋味3本飲んじゃった。

と行きたいところですが
基本的に食べ頃の瞬間が短い鍋なので
「マディソン郡の橋」の4日間のリアルラブなみに
無責任なまでのスピーディな展開でもって
ごんごん食ってたら秋味2本で食べ終わりました。

まだ水菜とニラが残っているので
明日も草鍋にすること必定。

わ、観月ありさが水着ありさになってる。
逃げろー!

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2004/10/14

桜並木の下で。

春はまだ遠く、秋はいま盛り。
マンションのエントランスに植えられたきんもくせいが
やっとこ本調子とゆう感じで、上品な香りを放っておりましてございます。
kinmokusei.jpg

はたして誰か行く末に期待しているかと
冷静に考えればまずもってその可能性は薄い
埋め草的超ミニマムシリーズ「土鍋と生きる」

大方の予想を裏切って
継続中で~~~び~~る。

あ、ビール? 飲んでおりましてな。

今夜はチゲです。
chige.jpg
ニラ+モヤシセットのひとり暮らし用炒め物パックが
入手できたので、今夜はチゲ。
明日は水菜を追加して草鍋ふうにいこうかと。
草鍋はからし醤油でいただくのがドープ。

どうも、草鍋剛です。

ちがうんだよね~ユースケさん。

チゲですが、干し椎茸、鷹の爪、スライスにんにく、ごま油と
しっかり下ごしらえをしたにもかかわらずもひとつ薄味でした。

そうなのよな、よっぽど真っ赤っかにせやんと
味とか薄めなのよな、チゲって。

しかたないからまたポン酢でいただきました。

完全無問題。
ポン酢うま。

そうやって飽くことなく鍋を鍛えているのですが、
じつは先日豚足とその残り汁煮玉子をやったときから
ジョジョに鍋の内壁に変化が。

細かい釉薬のヒビが見えはじめました。

内壁にッ、ヒビがァッ! ズッギュウウウウン。

やややや。

ダシとか吸ってんのか、おまえ?

よい兆候であります。
いけるかもってな感じいさんです。

おおおおおお。

このシリーズのラストは来年の春、
桜並木の下で一合にも満たない白飯を炊き
その味の中に辿ってきた道のりを探し、
ほろりと涙のひとつも浮かべ、
愛しい女性の膝枕に身を委ね、
言葉は要らない至福のひとときを過ごすことで完結します。

あ、じゃ、完結しないかも。

しないのかなあ。


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2004/10/12

祝! ダシ祭り⑧ 閉幕。

dashiend.jpg

日暮れまでずっと鍋をつついておりました。
〆はうどんでした。

おいしかったとしか云いようがない。

実行委員(=参加者)の皆様おつかれさまでした。
こっそりみんな気づいていたかも知れませんが
いちばん仕事をしなかったのはこのワタクシです。

ごちそうさまでした。
次回ダシ祭りの日程は未定です。

戦争がおこらないかぎり
第二回もあるものと思っております。

しくよろです。
(この後F邸にてさらにパンプキンプリンとソイ・ラテと
梅山豚の豚まんをいただきました。食べすぎです!
おすぎも泣いた!)

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祝! ダシ祭り⑦

携帯電話のバッテリ切れのため更新できてませんでした。

てへ。

そ知らぬ顔して続きです。

利尻産一等昆布を真水から煮立ててダシをとり、
そこへかつをぶしを投入して二度ダシとする。

まず、具も何も入れずに、各々そのおダシを味わってみる。

うまー。
口の中が日本海に。荒波がずばーん。
潮騒がざざ~。
「海だ! びわこなのに!」

あるいは京都の高級料亭。
一見さんお断り、暖簾と提灯と石畳と着物の女将さんの。
鍋侍達(奉行不在)、口々に「おこしやす」を連発。

すっげーヨ。なんでいままでこれを軽視しとったのか。

具を投入。
dashi01.jpg

今回こだわったのはちゃんとしたダシを取るその一点のみ!
具はふつう!
白菜、水菜、きのこ系数種、鶏モモ、豚バラ、白ネギ、豆腐、なんやかや。

そして海老、鮭、鱈、鯛は西武で買ったちょっぴりセレブなヤツ。

薬味には土佐・馬路村のポン酢、刻みネギ、大根おろし、白ゴマ、七味。

ヤバウマ。
野菜系はポン酢の甘味を吸い込み、肉は薬味をからませ、ともになんとゆうか、
どかーん。
そして西武のセレブな魚達が抜かりのない仕事をしております。

ほくほくでじゅるじゅるでぷちぷちでしゃきしゃきで。

偶然予定が空いていた友人T氏や
札幌のモスバーガーで働いているコノミちゃんなども駆けつけて、

こんな感じです。
dashi03.jpg

世の中には完全な悪もない代わりに
完全な善もなく、そして善悪の二大勢力がぶつかりあう
宇宙を二分する大戦争なんてのも起きておりません。
それはDVDの中だけの出来事です。

しかし、完全な秋の一日とゆうものがあるとすれば、
それはまさしく今日であったろう。
空は一流の職人にも染め抜けないほどに青く、
湖は陽射しをはねかえして銀色に輝き、
なんかアフリカを彷彿とする華奢な木立の中に
壁も屋根もないブルーの養生シートの居間があって、
そこに大人気ない人たちが
日が暮れるまで延々鍋をつついている。

ああ、平和。

平和堂。

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2004/10/11

祝! ダシ祭り⑥

ここにいます。
いまからこのブログ見て駆けつけたかた極上ダシの鍋ごちそうします。

041011_1337.jpg

(第一回びわこダシ祭りは終了しました。もう、いませんのであしからず)

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