2007/01/31

蟹と電車とコペルニクス

とーれとっれ ぴーちぴっち♪
カニ料理ー♪

有名なCMソングではあるが
きょうになって
はじめて気づいたのだが、
蟹って獲れたてでも
ぴちぴちしてないよね。

殻があるし。

中身の肉だって
ぷりぷりはしてるけど
ぴちぴちしてないよね。


このように、
いままで当然のように
受け止めていた事象を、
ふと疑ってみると、
あるいはそこにある
ごくわずかな違和感に、
見えない亀裂のような
小さなささくれのような
あるかなきかの感触に気づくと、
そこに新天地が広がる。

いままで誰もあえて
考えてみることをしなかった
可能性の広野。
そこに金脈や原油が眠るのか、
はたまた草木一本
生えない荒地なのか。

先週はじまった仮面ライダーの
新シリーズ「電王」も
きっとそうなのか、と思う。

ワタクシはわざわざ早起きして
第1話だけ
とりあえず観たわけだが、
頭がくらくらした。

ご存知のように電車に乗る
仮面ライダー、とゆう衝撃の内容。

べつにライダーだからって
バイク乗ってなくていいじゃん、
とゆう、
圧巻のコペルニクス的転換。

(いちおう誤解のないように
云っておくと、
今後のストーリーで
バイクには乗るようである。
ただそのマシンも
未来特急に
格納されているらしいが)

主人公を助ける未来特急の
オーナーが「世界の車窓から」の
石丸謙二郎、
第1話で主人公に憑依する
未来から来た
精神エネルギー体
(意味不明)の名前が
某電車ゲームを彷彿させる
モモタロス、と、
徹底した「鉄分」の濃さが
匂い立つ世界である。

なんでこうなっちゃったのかは
想像をめぐらすより他にないが、
年イチで新企画を考えるのって
正直きついんだろうなと
同情すら覚えてしまうわけである。

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2006/05/10

ライダージャンプの飛距離

「ほんまに仮面ライダー好きよな」


以前、半ば呆れ顔のカノジョに
そうゆわれたとき、
ワタクシは高らかに云い放った。

「チガウ! 
仮面ライダーになりたいの!
ステュワーデスになりたい、と
ステュワーデスが好き、
とは違うでしょ! 
似て非なるでしょ!」


我ながらすぐれた
たとえであったと思う。

しかしワタクシがいざ実際に
仮面ライダーになったら、
ロケとか編集の予定が
入っている日に
ショッカーが来たらどうしようって
いささか日程調整が
ややこしいので、
そのときは転職とか廃業を
視野に入れねばなるまい。

視野ったって、
薄いピンクに光るでっかい複眼の
視野であるから、それはたぶん、
免許の条件等:なしの
ふつうの人間のお眼々である現在とは
だいぶん違うんであろうなああ。

杞憂。


くどくどしい前置きはさておき、
ワタクシは仮面ライダーの映画を
先日やっとこDVDで観た。

「仮面ライダー THE FIRST」である。
4月21日リリースだったのだが、
我が地元の2TAYAでは
2巻しか置いてなくて、
いっつもレンタル中で
歯噛みする思いだったのである。

連休明けを狙って行ったら
案の定返却されててラッキー。
即座に借りましたとも。
真昼間から観ましたとも。


またしても愛を試された。


愛って無条件に
受け容れることよな。

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2006/03/25

幸運な仮面ライダー

最近ラッキーだなと思うことがひとつ。
それは、仮面ライダーに関してである。

ワタクシは長じてからもなお、
仮面ライダー関連で
こしゃくに思うくらい
バンダイとバンプレストに
お金を払いつづけてきた。

それはもう単車に乗る以前、
高校生の頃自主制作で撮った
仮面ライダーのビデオ映画以来。
かれこれ十数年ずっとなんか
仮面ライダーって和む、って
思ってきたんである。

和む。この表現がふさわしいと思う。

もとより何かに没頭したり
心酔したりした経験のない人間で、
タロットをシャッフルしようが(中学生)、
エアガンいじろうが(高校生)、
牛乳ビンとかセーラー服とか
着せられようが(大学生)、
何をしていても
いつもココロの片隅では
もうひとりの自分が
傍観者を決め込んでいたとゆう
クール・ガイではあった。

なのでテレビとかに取材されるくらい
仮面ライダーを集めまくって
人生狂わせたりはしていない。

だが仮面ライダーって好き、とかは
はっきり自覚しているのである。
手に入れる=プラスの感情はある。

まあ変身はしたくないと云えば
ウソになっちゃうし、
夜な夜な仮面ライダーに扮して
湾岸とかを流してもみたいとは思う。

わずかに変態。

しかし3万円する変身ベルトは
買わないだけの
理性と現実適応能力あり。

変身とか企てる前に、
リアルの自分を
もっと強くせんかいってゆう
話でもあるし。

あれあれ、こんな自己分析は
要らないんであった。

とにかく仮面ライダーがあると
和むのであるが、
けして収入が
じゅうぶんなわけでもないので、
いちいち無駄遣いもしていられない。

よくないのは、
あのギャンブル性ですね。
食玩もガチャポンも。
シリーズのどれが出るか
開けてみるまで判らないってゆう。

仮面ライダー1号、それも旧1号しか
ほしくないのに、買ってみると、
Xとかスカイライダーとか。
海も潜らなくていいし、
空も飛ばなくていいの。
あほう。

それで、あるとき思い至って、
もう食玩とガチャポンは卒業!
って涙ながらに決心したのだ。

これが。この決心が。

タバコを吸わないので
禁煙の苦しみは判らないのだが、
こんなかも知れないと思うような、
なんかボディブローのように
ずしんと重く悲壮な決意であった。

今年32歳。


しかしさいきん恥ずかしながら
2回ほどスリップしてしまいましてな。

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2005/07/20

晴れた日はサイクロン号に乗って

なぜか盛夏の眩しい陽射しの下では
ふとした折りに
去っていってしまったものや
遠ざかってゆくものに
思いを馳せることがある。

思えばたった1週間しか
泣きつづけることのできない
セミの声が
死を思う詩だからなのかも知れない。


とか書いて情緒を出してみたけれど
本日の話題は
仮面ライデャオの映画について
続報である。

どうせ本編尺90分くらいだろうし、
「仮面に隠された傷」とかゆう
暗く重々しいテーマにも
そんなに触れまいが
しかし観たい、と思っております。

このところバタバタして
ろくに情報収集もできなかったのだが
気がつくと先週の12日に
公式サイトができておりますねええ。

そこでは新生ライダーの勇姿はもちろん
多くのファンが待ち望んだ
サイクロン号のフォルムも
ちらっと見ることができまする。

もちろん見ないこともできまするが
見たい人なので
食い入るように見るわけでございまする。

ここからたいへん熱のこもった
真正面からの感想なんかを
書き散らかします。

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2005/06/09

復活! 仮面ライディヤオ

おおう。
元祖「仮面ライダー」リメイク映画化

これはとってもすごいことなのである。


なぜ、どのようにすごいかとゆうと
かつて、さまざまな時代に
つぎつぎと誕生し、日本を守ってきた
仮面ライダーたちは
つねに1号と2号、本郷猛と一文字隼人を
目指し、追いかけてきたのだ。

とゆうのは制作者の視点としてもそうで、
新シリーズをはじめようとするそのとき、
ことあるごとに「次のライダーは原点回帰」が
叫ばれてきたわけである。

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2005/01/22

鶏がら・アゲイン

節分はいいよ。もう。いいとしよう。あと10日くらいだもの。

バレンタイン・デーって、もうか。


案の定、ワタクシが去年の秋の暮れに危惧したとおりに
世の中のシーズン商戦は巻きで巻きで
おそろしいほどの前倒しで、チョコレートと福豆が
早くも特設コーナーに並びはじめている。

もうそのへん季節感がなくなっちゃうから
やめてほしいのだが、売る側のことを考えれば
同情的にならざるをえない。

でも、マーケットに売り出される時期が長すぎちゃうと
ほんと1年に1日のときめきって
どうなの、ちゃんとあるの? って思うのである。
気持ちがインフレしないか。つまんなくないか。


えっと、ワタクシあてには縁のないことではございます。

でも、できたら、これがほしい。チョコとかより。


すんません、ゼイタク云いました。

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2004/12/14

打てばヒビキ!

だんだんTVのドラマに出てくる若い俳優さんたちの
顔と名前が一致しなくなってきて、
それが、自分と同世代ではないとゆう意識から
くるものだとゆうことに気づいてしまったワタクシですが、
仮面ライダー響鬼のデザインには心を動かされてしまいました。

やってしまった感、巨大である。
造型のディテールのきれいさは申し分ないのだが
ここここれが仮面ライダー?

アクマイザー3あたりの
いい感じなレトロ特撮ヒーローが持っていた
どこか翳のある雰囲気全開。

そもそも鬼って名前についてるし。ツノ生えてるし。

変身アイテムは携帯電話、カードってきて次に太鼓なのか。

まあでも、仮面ライダー、って放送開始当初のコンセプトは
怪奇路線だったらしいし、改造人間なんて
江戸川乱歩ばりの猟奇ワールドである。バッタだし。

さらに、そうして生まれた歴代ライダーの中でも
ビジュアルの異端さでは群を抜いている
仮面ライダーアマゾンを例にあげよう。
あの作品も、ふたたび原典の怪奇路線に回帰
(ってダジャレじゃないけれど)を目指したからこその
大英断だったらしい。

そう思うと、今回かなりの決意でもって
ターニングポイントを創ろうとしているのかとうかがえる。


個人的にはインパクト強すぎて、ぐるっと印象が一周した。
ここまでやるとかっこいい。

かっこいいいいい。

これでGO、って決めた東映さんの気合いと賭けに
心から敬服してやまない。

ドラえもんもリニューアルするこの時代に、
まったく新しい仮面ライダーを創り出してほしい。
もう我々は子供じゃなくて、
だからこれから心を育む新しい命たちに
仮面ライダーもガンダムもドラえもんも快く譲り渡そう。

がんばれ、新ライダー。

あ、タイトルは第一話を想像してつけました。
センス古いなあああ。

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2004/09/30

仮面ライダーV1

お兄ちゃん思いの弟が
彼女ちゃんとタイのプーケツ島(表記はこれでいきます)に行って
お土産を買ってきてくれた。

rider_v1.bmp
仮面ライダーV1。

何を隠そう仮面ライダー好きである。

弟くんはジャケ買いして中身を楽しみにしていたのだが
あまりの出来栄えのよさに逆に失望していた。
どうもライセンス商品だったらしい。

謹んでワタクシのライダーコレクションに加えさせていただいたアルヨ。

しかしひっかかるべきは名前、
仮面ライダーV1て。
たぶんタイではV3が先に放送されてヒットし、
じゃあ1号2号もってなって
逆算になったんだろうと想像してみた。

たしかに箱のヨコには2号がV2って載っています。
rider_v2.bmp

しかしよく見ると(このフォトでは判りませんが)顔が新1号マスク。
マイペンライ(無問題)と思ったんやろうか。
マニアをなめるなよ、タイ人。
でもたぶんそれでいいです。ふつうには。

ヒマだったので製造元のfishoとゆうところを検索してみました。

ワタクシ、タイ語はCPKP(ちんぷんかんぷん の略)でしてな。
しかしちょっと調べるとえらいことになっているのが判りましてな。

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