2010/07/07

日本の夏、幻想の夏。

唐突だがあなたにとって
夏を実感させる情景とは何だろうか?

風鈴、縁側、スイカ、花火、すだれ、そうめん、
蚊取り線香のブタ、うちわ、かき氷、
入道雲、麦わら帽子、浮き輪、浴衣……。

とまあ思いつくまま書き連ねても
このとおり苦もなく次々浮かんでくる。

映像のおしごとに携わっていて、
ふと思ったのだが、
日本は冬よりも夏にかかわる視覚に
共通の記憶の基盤が多いように思う。
風物詩、とか原風景なんていう
便利な言葉があるが、
まあそういうものを見ると
万人が夏、と認識する
昔からのものや現象や風景である。

あるいは日本人は
お盆や終戦記念日や
なんやかやのせいで
夏になるとノスタルジイに
思考を侵食されやすいのかも知れない。

ワタクシはそういう名もなき普遍的な
情景を再現しようとして、ときに
材料を揃えようと
東奔西走することがあるが、
これが、年を追うごとに
難しくなっている気がするのだ。

きょうもきょうとて、ワタクシは
冷奴を入れる木の桶を
仕事で使いたいと思い、
あちこち原付を走らせた。

が、これが。

ないのである。


ぜーんぜん見つからないんだねー。

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2010/07/05

この道を行けばどうなるものか

昔のギリシャ人は
石造りの舞台をわざわざしつらえて
悲劇をなぜ観たかって云うと、
観終わってから
舞台上の人物に降りかかった災厄が
己の身に起きていなくてよかったと
安堵するためだったとかっていうよね。
「あ~オレじゃなくてよかった~」と
まあそういう。

その心理的仕組みって
正直若い頃は
ハテ?と思っていたというか
実感がまるで湧かなかった。
ちょうど流行の歌の歌詞を
ただ字面で憶えていただけなのと
同じように。

でも最近、なんかちょっと
ギリシャ人の気持ちが
しだいに判るように
なってきた気がする。

それはある意味、
相対化だったりするのであろう。
自分と劇中人物を
なんかココロの中の
天秤の両端に乗っけて、
どっちがどうだと重みを量る。

これが若い頃だと
自分自身に何の重みもないもんだから
天秤自体が成立しなくて、
ワタクシはただ
数字の見えないバネ秤に乗った
劇中人物の重みだけを
ちょっと離れたところから
なんとなく想像するしかなかったのだ。

このあいだまで
気に入ってみていたドラマがあって
NTV系の「mother」というのだが、
これはとてもよく描けていたと思う。
登場人物の一挙手一投足に
不自然な飛躍や
無理な圧縮や誇張がなくて
違和感なく自分のモノサシで
見ることができていた。

すごいよかったと思うし。

ただ毎回傍らで見ている妻が
滂沱の涙に暮れ、
鼻を真っ赤にしているのに
ワタクシはというとわりあい冷静で
それが妻からすると
もうひとつ納得がゆかない、
というふうだった。

でもそれはなぜかって
自問してみるに、
たぶんこの物語が
タイトルからも察しがつくように
母性の物語であって、
山本耕史演じるフリーライター以外に
ほとんどといっていいほど
男性が出てこないからであった。
二世代の母と娘の物語である。
したがって自分の乗った天秤の
向こう側に乗せる、
架空の人物がいなかったのである。

そんなわけで、
というわけでもないけど、
ゴリゴリに親父と息子の物語、
「The Road」を観てきた。

(以下、ネタバレ含む?)

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2010/01/31

ヒンドゥー語で「化身」の意味です

うかうかしていたら
1月が終わってしまったのう。
このところとみに時空の流れが早い。
最近のできごとだと思っていたことが
かなりむかしのことと判明して
ビビることも多い。

喩えとして適切かどうか判らぬが
マクドのクォーターパウンダーなんて
じつは一昨年発売って知ってた?

このごろまた別のバーガー売っているし。
ま、もう年齢的に興味もあんまないけど。

そんな様子だから
さまざまな時流に追いつくということを
意識してつとめなければいけまい。
てなわけで、でもないのだが、
巷で興行収入が話題の
3D映画「ア○ター」を
ぜひ銀幕(この言葉も古いな)で
観ねばならぬと
物見遊山で妻と出かけた。

巨額の予算と人員と
そして3時間前後という長尺を扱わせたら
この人の右に出る者はいないという
カントクの作品である。

2009年或いは今年は
「3D映像元年」とも云われている。
いやしくも映像業界の片隅で
口に糊する身としては、
リアルタイムに
「目撃」しておかねばならぬのだ。

以前どこだったかのスクリーンで
初めて予告編にお目にかかったときは
申し訳ないが
「け。目新しさのないCGのSF
いまさらつくりやがってよう」と
不遜にも思ったものだが、
フタを開けてみれば
下馬評がすこぶる良い。
これはどうしたことか、という気持ちもある。

週末という日時のチョイスも
よくなかったが、
それでも朝にWEBでチケットを買ったら
17時の回のF席の真ん中が取れた。
この時点で中央付近は
埋まってしまっていたので
かなり前寄りの、
スクリーンを見上げる位置なのは
アルファベットからもお察しがつくだろう。

30分ほど前に会場に着いたのだが。
(以下、ネタバレを含みませんので
安心してお読みください)


これが。

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2008/02/01

ロンドン血みどろ映画祭

相変わらずめっちゃさぶいが、
最近ようやく
3つの部屋すべてに
暖房器具が置かれるという
夢のような事態が実現した。

名前はシロイさんとクロイさんと
ハロゲン君である。
シロイさんは縦横50cm四方くらいの
白い赤外線ヒーターで、
あまりのさぶさに
友好的宇宙人ロッティが
身体を壊して寝込んだため(実話)
おろおろしながら急遽購入。
名実ともに3つの中でいちばん偉く、
和室の居間に君臨し、
ときとして忠実なる従者のように
台所をもバックアップする。

クロイさんは
お仕事先のオヤブンの
奥様のお下がりで、
天下のサンヨー様の製品で、
侮りがたい戦闘力を持つ
セラミックファンヒーター。
ターボ速熱で仕事部屋に
瞬時に春の息吹をもたらす。

ハロゲン君は
旧居から長年がんばる
コーナンで買った3,000円くらいの
ハロゲンヒーターある。
いまもなお現役で
台所の足元で、ぽかぽかと
向日葵のように首を振っている。

なかなかの布陣である、
と思う。

もうじき暦の上では春、とかって
話の種にゆったりするけど
しゃらくさいほどに
まだまだ本域で真冬なのである。
彼らには鋭意暖めてもらいたい。

さて、仕事が一段落したので
二日続けて映画を
観に行ってきたアルヨ。
ゴージャス。

お金ないのに。

そしたら偶然とゆうか
あるいは偶然の一部は
ひっそりと名前もつけられず
人目を忍んで潜んでいる必然だと
悟ったとでも云おうか、
いみじくもどっちも
舞台がロンドンで
鮮血がぶしゃぶしゃ飛び散ってた。

一本めは「28週後・・・」である。
なんか妊婦さんとか出てきそうな
タイトルだが、
まああまり全面的には
出てこない。
ダニー・ボイル監督作の
オレ認定世界一いたたまれない
サバイバルホラーであるところの
「28日後・・・」の続編なのだ。
絶対に劇場で観ねばならん、
という固い決意を
かつてから胸に抱いておったとさ。

そして2本目はハリウッド一
気軽にサインに応じるセレブ
ジョニー・デップと
凄腕ヲタク系監督
ティム・バートンの黄金コンビによる
「スウィーニー・トッド~~」である。
これはカノジョの所望であるが、
ま、どう考えても必見だろう。
世のナードたちは。

けっ。

そんなわけで、ま、感想とかを
書いておくのかなああ。
以下ネタバレ注意って
一応書いとくけどたぶんそんな
ネタバレとかないと思う。

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2007/11/27

魂が遅れてしまった

世間様で謂う三連休、
それも他所は知らないが
大阪では
北極の氷が心配になるくらいの
小春日和続きであった。

であるとゆうのに。

きっちり己の未熟さでもって
徹夜仕事、とか
しでかしてしまった。

で、だからちきしょーとか
世間様を羨んだりとか
するのかとゆうと、
その実感はあまりなく、
パソコンをシャットダウンしても
着のみ着のまま
早朝のソファに
転がれる暖かさに
ちょっぴり感謝さえした。

なんとゆうか締め切り前の
切羽詰まった感は
あらゆる感傷をはねのけるに
じゅうぶんなんであるな。

いつもぼろぼろの
ずたずたの出来を
発注元に見せるときは
ゲロ吐きそうである。
後悔と自己嫌悪と
不安と疲労のせいで。

ただ喉元過ぎれば
熱さ瞬時に忘れる、ってな
無責任なテンションでもって
日々の憂さを晴らしている
ワタクシであるから
今日も早朝のお勤めを終えたら
即気持ちは晴れやかである。
一日あれこれ動きつつ、
そんでも午後5時以降は
ぺろっと暇だったので、
カノジョと映画を観てきた。

転々」。

すげーおもろかった。
ワタクシの好きなキャストであり
カントクであり、
というよりむしろ
そのフィルムを取り巻く
環境そのもの、
依って立つ背景自体が
まるごとリスペクト対象なので
観ない理由がない、ってくらい
心待ちにしてはいたんである。

で、今週は明日以降ろくに
帰ってきて晩飯を食べない、
とゆうスケジュールが
明々白々だったので
朝起きのねぶたさを押して
梅田ガーデンシネマに
行ってきたが、
やはりとゆうか
手放しで愛せる作品だった。

出来そのものとゆうか
どんな作品でも
ひとそれぞれ
好みがあるだろうので
万人受けはもちろん
保証できないが、
それはどんな三ツ星の
お寿司だって云えることなんで
よけいなエクスキューズは
要らないだろう。

ミシュラン嫌いな人も
いらっしゃると思うし。

でもワタクシは
この映画おもろかったです。

演出においては、
監督のいちびり感が
けっしてケレンにならない
頃合いをわきまえていて洒脱。
くすくすと笑わせつつ、
それが厭味じゃない。

で、キャストでは
全員もれなく個性派俳優、
とゆう面子なのだが
それぞれ
きっちりといいダシを出していて
それがアクや臭みにならないで
さらっと行っているまとまり感が
すごい。

ストーリーでは
わらかしてほろりとさせて
最後に銀幕の向こうの
人物たちを好きになっている、
という感じ、
で、それをあまり押しつけない
微発泡な軽さがいい。
エンドもすぱっとしていて
かえって好感度大。

でした。ワタクシは。

ま、今年に入ってから
ほかに
劇場で観た映画が
「ダイハード4.0」
「パンズ・ラビリンス」
「トランスフォーマー」
「仮面ライダーTHE NEXT」
っていう
ありえないラインナップの
こんなワタクシが
はたしてそれで云うことに
何の説得力があるか、と。

ねえな。

あんまくどくど云っても
アレなんで、
ピンと来そうな方々はぜひ。
すぐれたロードムービーだと
思うです。


あ、ところで私事ですが
ワタクシ年内に引っ越します。

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2006/11/05

地図にない村

たぶんワタクシは
それなりに地図の読める
オトコではないかと思っている。

初めて訪れる土地でも
地図さえ見ていれば
だいたいの道筋の見当はつくし、
方向を見失うこともない。

思うに地図上の道を、
血管やシナプスのように
くねくね伸びるものを、
頭の中で拡大して半透明にして
眼前に見える光景に
上から重ね合わせることが
比較的容易に出来るのだ。

ま、あんまり道に迷った記憶は
ないんである。

よくひとつふたつ
間違った交差点を
早まったりして
曲がったりするけれども、
それを修正するのは
苦痛ではないほうだ。

けれどもいまだに錯覚というか、
把握するのがおぼつかないのは、
地図上の土地の大きさである。

沖縄本島や淡路島や
佐渡島などの、
日本列島の中では
中くらいの大きさの島を
地図で見るとき、
その混乱は起こる。

じっさいに一周するのに
どのくらいの時間がかかるかとか、
どの程度の規模の
地形の起伏や
自然環境が拡がっているか、
というあたりを
きちんと把握できないんである。

そもそもそんなの誰か
得意な人っているんやろうかああ。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」の
スクリーンの中に拡がる
雄大な自然は、ほとんど
ニュージーランドで撮影されたと
聞いたとき、正直云って
もひとつぴんと来なかったのだ。

だって日本より
相当面積小さくないですか。
緯度が高いから
地図の製図法上のゆがみで
ちっちゃくなったり
しているんですか。

そんなちっちゃい国に
あのスケールの雪山の連なりとか
だだっ広い草原とか
ありえないと思ってしまう自分が
そこにいる。

国土の面積に限らず、
人口とかについても
その混乱は続いていて、
たとえば香港であれだけ
映画産業が隆盛してきた歴史にも
戸惑いを禁じえない。

3人にひとりくらいは
映画業界に
携わってんじゃないかと
思ってしまうのである。

たぶんそんなわけないんだけど、
そのへんの数量的な把握が
一向に出来ないまま
こんなおっちゃんに
なってしまっているわけだ。

で、その思い込みは
韓国映画でも台湾映画でもそうで、
日本がこのくらいのサイズの国で
映画があんな感じだから
(あえてどんな感じかは
言及を避けますが)、
人口も少ないし国土も狭いから
作るのたいへんだろうなと
すっかりまるきり
勘違いしているわけである。

そして香港映画は大好きなのだが
なぜか今まで韓国映画って
おそらくいっぺんも劇場に
足を運んだことがなくて、
だから規模とか
まったく理解していなかった。

だいたいの状況は
韓流ブームの昨今
それなりに見聞きして
知ってはいるつもりだったけれど、
なぜかあんまり観る機会が
なかったのだ。


そんなワタクシが先日カノジョと
「トンマッコルへようこそ」を
観てきた。
全く何の予備知識もなしに。

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2006/10/08

噂のヨーヨーガール

関東から北は
ずいぶん激しい雨が降っていると
テレビで告げていたが、
三連休の初日の大阪は
どこか陰が多く湿ってはいても
おおむね天気はもって、
涼しい初秋の一日だった。

たくさんの雲がうねるように
空を流れて、
そして街は行き交う人々の
足音と声とで
あふれかえっていた。

映画のパンフレットの
多色刷りのインクの匂いが
ふいに懐かしくなって、
劇場に足を運んだのだが。


そもそもカノジョときょうは
カノジョのバイクに2ケツして
どっか行こうと約束していたのだが、
どうも雲行きが怪しいので
急遽予定を変更したのだった。

しかしどこまでも
ついていない日はあるもので
まずお昼に近所の
おいしいうどん屋さんに
行こうとしたら
これがなぜか臨時休業で、
失意とともに梅田の
はがくれに向かったところ
これもたどり着いてみたら
眼を疑うような行列ぶりで
すぐさま諦め、
ふらっとベトナム料理など
つつく羽目になったとゆう
タイミングの悪さであった。

どうもワタクシとカノジョは
わざわざ休みの日を選んで
お店などに行ってしまう
軽率さと間の悪さを
ともに持ち合わせているようで、
まずもって予定どおり
デートできたためしがない。

以前には丸亀くんだりまで
出かけていって
目当ての美術館の
年に数日あるかという
展示替えの休日に
出くわしたことさえある。

で、半ば自棄気味に
フォーなどすすり
(おいしかったけど)
そのいきおいを買って
すでに予告編の始まっている
劇場に飛び込んでしまった。

「スケバン刑事」を観に。

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2006/09/15

熊出没危険。

もしあなたがこらえきれぬほど
退屈を持て余しているか、
あるいはふいに自棄気味になっており、
たとえすぐに取り戻せるとしても
二度と戻らぬ貴重な1時間を
無為に過ごしたいと決意したならば、
お薦めの映画を
ワタクシは一篇知っている。

いや、つい先日知ったのだ。

ふと思わず時間が空いて
TSUTAYAに足が向き、
何かバカバカしい映画でも見て
無聊の憂さを吹き飛ばしてやらうと
新作の棚を見るも、折り悪く、
むやみに文学的であったり
主題の重々しい
大作ばかりだったりして
首を傾げずに
おれなかったそのとき。

ワタクシは見てしまったのだ。
そしてそのジャケットを手に取って
つぶさに紹介文などを
読んでしまったのだ。


アルバトロス配給の
「プロジェクト・グリズリー」

やっちゃいましてな。
借りちゃいましてな。
そしてそれはもう激しく後悔。

もう全然ダメなのよ。
ダメすぎて批判すら出来ない。
ここがダメ、とかゆう次元を
はるかに超越したダメっぷり。


ここにワタクシは親しき友が
二の轍を踏まずに済むよう
警鐘を鳴らす次第である。

熊出没危険。

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2006/05/31

真夜中のカリー工房~嵐の予感~

満を持して寝てたー。


けさは朝5時起きの
例のおしごとであったのだ。

いま、日照不足で農家は困惑、
野菜価格高騰ってゆう、
いささかやっかいな
時期だそうですが、
しかしこれが季節的にゆうと
たいへん寝やすいでは
ありませぬか。

汗をかくほどにはまだ暑くないし、
かといって寝冷えとかもしない。
おふとんと戯れ、
まくらに頬ずりするのが
このうえなく気持ちいい。快適。

ついつい
お昼寝してしまいましてな。

そしてよく憶えてはいないが
鮮明な夢を見て
目が醒めたら午後11時。

わらかす。

このまま翌朝までいったれと
がんばってはみたが
それはちょっと大脳とか
脳下垂体的にムリで、
ひとりむなしく真夜中に起き上がり、
こうしてPCのモニタに
向かっています。


5月の終わりに。

あと、またしてもしょうこりもなく
カレーをぐつぐつ
煮込んでおります。

飽きっぽい凝り性。
それがワタクシの哀しい性。
いま、人生における何十回目かの
カレーブーム到来。

方法論的な懐疑はせず、
ただ拡大再生産的にカレー。
それでも違いがあるとすれば
前回が印度風鶏肉カリー
であったのに対し、
今回は欧風牛肉カレー。

だってお野菜とか余ってたんだもん。
カレーをもっぺんやるのが
あきらかに経済的だったんだもん。

そして真夜中カリー。
5月の終わりに。

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2006/05/10

ライダージャンプの飛距離

「ほんまに仮面ライダー好きよな」


以前、半ば呆れ顔のカノジョに
そうゆわれたとき、
ワタクシは高らかに云い放った。

「チガウ! 
仮面ライダーになりたいの!
ステュワーデスになりたい、と
ステュワーデスが好き、
とは違うでしょ! 
似て非なるでしょ!」


我ながらすぐれた
たとえであったと思う。

しかしワタクシがいざ実際に
仮面ライダーになったら、
ロケとか編集の予定が
入っている日に
ショッカーが来たらどうしようって
いささか日程調整が
ややこしいので、
そのときは転職とか廃業を
視野に入れねばなるまい。

視野ったって、
薄いピンクに光るでっかい複眼の
視野であるから、それはたぶん、
免許の条件等:なしの
ふつうの人間のお眼々である現在とは
だいぶん違うんであろうなああ。

杞憂。


くどくどしい前置きはさておき、
ワタクシは仮面ライダーの映画を
先日やっとこDVDで観た。

「仮面ライダー THE FIRST」である。
4月21日リリースだったのだが、
我が地元の2TAYAでは
2巻しか置いてなくて、
いっつもレンタル中で
歯噛みする思いだったのである。

連休明けを狙って行ったら
案の定返却されててラッキー。
即座に借りましたとも。
真昼間から観ましたとも。


またしても愛を試された。


愛って無条件に
受け容れることよな。

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